愛犬と一緒にウィズペットルームがあるフェリーで九州を繋ぐ旅というと、九州の玄関口は鹿児島県の志布志港や大分県の別府港がネットでよく出てきます。
九州の旅を考えたとき、飛行機や新幹線での旅をイメージすると福岡県が玄関口のイメージが強いので、福岡県の旅行スポットが計画に入ることもしばしばではないでしょうか。
鹿児島や大分から福岡は距離がありますので両県をカバーした旅行をしようと思うと意外に日数がかかります。南回りもいいですが、北回りも検討してみたいときに福岡県拠点に動けるフェリーも選択肢に入れたいですよね⁈
今回は福岡県北九州市門司区の阪九フェリーターミナルを玄関口として九州を回れる、あるいは福岡県(北部九州)から本州(関西)への旅行をラクに移動できるフェリーでの旅をご紹介したいと思います。私たちは福岡から神戸へ向かう阪九フェリー「やまと」を利用しました。
ペットも飼い主もずっと一緒で快適に安心してゆったり過ごしながら長距離移動ができるウィズペットルームの魅力が伝わればうれしいです。
阪九フェリーの「ウィズペットルーム」とは?
阪九フェリーは新門司港~神戸/新門司港~大阪・泉大津を結ぶフェリーの会社です。
私も福岡に来るまで存じ上げなかったのですが、CMで「ふ~ねっこ、ふ~ねっこ、ふ~ねっこ~♪」というふねこの歌を聴くようになって気になってたフェリーでした。
「ウィズペットルーム」とは客室にペットを持ち込んでOKというお部屋です。1家族でペット含めて1部屋使えるイメージですね。
紛らわしいですが「ペットルーム」はケージが大量にある(置ける)お部屋のことで、こちらは客室とは別部屋にペットを預けておくペットの大部屋です。阪九フェリーは新門司港~大阪・泉大津間に就航している船舶はこちらのお部屋のみになっています。
ウィズペットルームは新門司港~神戸間に就航している「せっつ」「やまと」に設定されています。
1つの船に2室しかないので、「ウィズペットルーム」の予約は早めがおすすめです。
ウィズペットルームの利用規約と誓約書 ←注意事項や細かな規定はこちら。乗船時に署名して持参しなければいけません。事前準備されるといいですね。(チェックイン時でも間に合います)
ペットと利用する際は別途使用料10,000円が必要です。1室4匹までのペットが同室でOKです。
因みに、5匹目からはペットケージの予約が必要だそうです。多頭飼いのお家でも1部屋で行けそうですね。専用ドックランもあります。2室で1つのドックランを使用する形になります。水も使えますし何かとありがたい設備ですね。
お部屋にはTVもついています。半分くらいは電波が届かないのですが、たまに届いたときに近くの県の放送局が受信されて面白いです。
スリッパがついています。足をリラックスさせられます。トイレもついているお部屋です。トイレの度にレオンをお留守番させることなく済ませられるのは便利でした。洗面台もついています。キレイキレイが常備されています。フェイスタオルもありますのでなにかと便利です。
気を付けていただきたいのは、歯ブラシがないことです。意外と忘れがちになりますので船内への持ち物リストには必ず入れておいてください。忘れても売店で取り扱っていますのでそこはご安心ください。
ほかのアメニティとしては、浴衣がありました。船内荷物を少なくしたいときは活躍しそうです。
また、電気ケトルもありました。コップは歯磨き用と思われるサイズのプラスチックコップと小さなグラス(茶器セットというらしいです)が2つづつありました。
予約~乗船までの準備
阪九フェリーは予約方法が3つあります。
- ネット予約
- インターネット予約割引があります。通常価格の20%OFFです。
- 2ヶ月前から当日12:00まで受付・入力ができます。乗船日の2ヶ月前の同日午前9時以降24時間いつでも予約可能です。
- ネットでの予約は8名(乳幼児含む)までです。8名を超える場合は電話予約です。
- 予約番号は控えて当日伝えます(メールのプリントアウトもおすすめ)
- 電話予約
- 受付時間は9:00~18:40
- 電話番号は各港、関西支店、東京営業所の電話番号
- チケット購入は当日窓口で
- 窓口予約
- 申し込み書に記入するとスムーズだそうです
どの予約でも車も乗船する場合、車検証が必要なのでしっかりと持っていきましょう。
ネット/電話予約するときも手元に車検証を置いて登録することをお勧めするよ
確かに。意外と車両の長さとか幅とか正確に覚えていないもんね
当日は港への早めの到着をお勧めされます。我が家は全国旅行支援の手続きもあったので90分前に来てほしいといわれました。実際にはそんなに時間はかからなかったので、レオンの散歩をすることができました。お連れのワンコの散歩時間くらい前に到着することを念頭に入れると余裕があっていいですね
乗船する際、車に乗ることができるのは運転手1人だけになっています。
運転手が持てない荷物やペット、同乗者はターミナルの乗船口から船内に入ることになります。この時に部屋のキーと乗船券を忘れずにもってターミナルに行きましょう。
レオンはペットカートに乗ってもらい、ママと一緒にターミナルの中へ。車いす用のスロープやエレベーターを使わせていただき、スムーズに乗船口前まで行くことができました。
乗船まで待った時間は15分くらいでしょうか。吠えるワンちゃんは大変だろうなぁと思いながら待ってました。
いよいよ、乗船のアナウンスが!
事前に何となく並んだ順番に乗船券の確認と共に船内へ。スロープを抜けてやっと乗船します。ウィズペットルームは5階で乗船も5階から各階へ移動なので、ペットカートでもスムーズに部屋まで行くことができました。一般客室とは真反対の通路から重い扉を経てようやくカードキーを使ってお部屋へ。
ウィズペットルームでは音も気にすることなく過ごすことができました。
因みに、車は乗船から出港までの間は車に戻ることができます。忘れ物のチェックは乗船後すぐに実施すると忘れ物を解消できるチャンスがあるのでお勧めです。(出港すると車には一切戻れません)
ウィズペットルームでのひとときは安心とワクワクでした
レオンは早速お部屋のクン活を始めてチェック。
ママは持参してきたレオンくつろぎマットをベットの間に敷いてお部屋をレオンファミリー仕様にします。持参したレオンのおもちゃで遊べるのもウィズペットルームのいいところだと思います。
ウィズペットルームにはとても大きなケージと足滑り防止&防水用マット、ペットシートが常備されています。ペットシートは予備で2枚ほどあったので、足りない場合は持ってきたほうがよさそうです。ウンチ袋も2つほどありました。
少し時間がたつと、まるでホテルにいるような感じになってきます。
船旅の楽しみには、壮大な海の景色を見ることがあると思いますが、ウィズペットルームは窓がついており、部屋に居ながらにしてその景色を堪能することができます。
また、大きな瀬戸内海に架けられた橋も下から見ることができます。我が家が乗船した「やまと」は来島海峡大橋、瀬戸大橋は夜中に通過だったので見られませんでしたが、明石海峡大橋通過するのが朝の5:50頃だったのでそれはばっちり見ることができました。
こういうときも愛犬と一緒に景色を見られるのがいいなと感動しました。
我が家は通常ソファに3人が座ってくつろぐことが多いのですが、こちらのウィズペットルームもそういったフォーメーションでくつろぐことができました。こうした小さいところもリラックスして過ごすには大事な要素かなと思います。
今回は神戸から始まり、東京へ移動。そして陸路で福岡まで帰るという長旅を予定していたので、家のようにゆっくり過ごしながら500km以上も移動できたのはとても快適でした。
船内でのお食事は持ち込みしました
船の夕食は楽しみの1つですよね!レストランは18:30からオープンしていました。
売店は乗船時からずっとオープンしていました。今回は全国旅行支援の適応を受けたので、クーポンを売店で使うことにしたのです。ビールや酎ハイ、おつまみに散財しました♪
我が家では門司駅あたりを事前に散策しておいしそうな海鮮丼を手に入れてから乗船しました。
レオンはいつものカリカリフードとウェットフードの混合ごはんです。この船には電子ケトルもあるのでお湯で温めることもできました。環境が変わるのでそれ以外のところはできるだけ日常に合わせてあげられるのもウィズペットルームのいいところだなと感じた点です。
テイクアウトの気に入ったご飯を持ち込んで宴もレオン含め家族みんなで過ごせて楽しかったです。
今回の海鮮丼は鮮魚店直営のお弁当屋さんで、日替わり弁当として海鮮丼が出ていました。この日は鯛とサーモンがとっても新鮮で一押しだということで決めました。なんと500円!
新鮮でぷりぷりな美味しい魚とごはんで、量もちょうどよく、すっかりファンになってしまいました。次乗るときも買いにいくかも。
下船までの時間と注意点
翌日は7:10到着でした。朝は早起きがおすすめです。6:00から船内アナウンスが始まります。
お風呂は6:00から開いていました。朝風呂は気持ちよかったです。露天風呂もありますので朝日を感じながら身体をリセットできたのが最高でした。
朝食はレストランも6:00から入港まで開いてます。モーニングもお手頃で美味しそうでしたよ。予約をすると焼き立てパンが売店で購入できたりもしました。いい匂いが立ちこめてましたよ。私たちは室内でレオンと共に軽い朝食をとりました。
できるだけ船内でもモーニングルーティンになるように朝ごはんはいつもと同じものを食べたよ
船室内に持ち込んだ荷物を片付けて車に乗り込む準備をしていると、6:40くらい(⁈)から下船に関するアナウンスが入ります。下船は運転手と共にペットと荷物も一緒に直接室内から車への移動ができます。アナウンスや到着時間を勘案して結構焦って準備してましたが、実際に乗り込めるのは着岸してしばらくしてからになるので、あまり焦らなくてもよかったです。実際に車に移動できたのは7:00過ぎていたように思います。下船もっと後になるので、下船後の予定は時間の余裕を見ておいたほうがいいかもしれません。
神戸のターミナルは車で3分程度のところにコンビニエンスストアがあります。
下船の準備がバタバタだったりして少し降りて調整したいときやこれから乗船するので準備をする際には便利なところなので寄ってみる予定を予め立てておくのもいいかもしれませんね。
我が家はそのコンビニエンスストアを拠点にしてレオンの朝散歩をしました。
このコンビニエンスストアで散歩して僕のルーティンは完成なんだ♪
まとめ
北九州から神戸まで阪九フェリーのウィズペットルームでずっと愛犬と一緒に過ごしながら船旅を満喫することができました。
福岡を拠点に九州へお越しに来られたい方や北部九州から関西方面にフェリーで旅することを検討されている方にウィズペットルームを使った船旅ができる阪九フェリーのウィズペットルームをご紹介しました。ターミナル近くの街ブラで美味しそうなお弁当をもって愛犬とずっと一緒に居られる船旅も楽しいですよ。
みなさんの参考になればうれしいです。
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フェリー | 阪九フェリー株式会社 |
公式HP | https://www.han9f.co.jp/ |
電話番号 | 新門司のりば:093-481-6581 神 戸のりば:078-857-1211 泉大津のりば:0725-22-7171 |
住所 | 〒800-0113 北九州市門司区新門司北1-1 |
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